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今はお見せできないので…。 メイン画像の一部。

瀬戸内芸術祭のコンペにゴゾゴゾ実験しつつ、遊びつつコンペにようやく出展しました。
遊びすぎて、最後は大分締切に追われましたが…。
所内全員で手を合わせ祈願して送り出しました。猫もむりやり…。
しかし未だに作品自体の直線的アプローチが気に掛かる。

いつもの建築から離れ、「アート」やら「現代美術」と呼ばれる物事へのアプローチ。
常の建築設計は、法規制、敷地、お施主様、数々の与件、制約に対し客観・主観を繰り返し形を思考していきます。しかし、今回の経験は、そこがもう大きく違っていた。

本当の意味で心が自由でなければ創作・創造できない物事なんだと強く感じさせられました。

常の業務がどれだけ多くの与件・制約に挟まれているかということ、また、その逆にそれらに守られているということすら感じさせられた。だからこそ、理論や理屈の上に成り立ち易い日々の業務は、大事な物を見失い易い形態を常にはらんでいるのかもしれないと言うこと。

日々の蓄積は、結果として、出来上がるものをどうにか理由・コンセプトを見出そうと無理に思案したり、背景をあえて模索してみたり、自ら制約・理屈を想像し、納得させていく作業を必要以上にさせているんだと。
だからこそ、そこから出来る限り離れようとしたのが大半の作業となってしまいました。

終始何か心地悪かった感触。だからこそ「難しかった」と言うのがその答え。日々の業務は無意識に自分を狭め、心をコントロールしようとしているような感覚。でも、現時点はそれが今として、そのまま提出しました。

何か見えなかった、このまま日々では感じ得なかったものを体感できたような。

今回の経験を通して、「感じること」をもう少し、感じるための心の自由?的な緩やかなスタートラインを持てれば、建築も少し変わっていくのかも…なんて考えさせられました。
感謝・感謝。

でも、建築となると難しいのも事実。折り合い見つけないとです。多分ここが大事。

長田

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