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特別名勝「栗林公園」に久々に散策に出掛けました。
ミシュラン3星を持っているだけあって、とにかく素晴らしい。先人の思想、現代人の情熱が相まって心まで弾む程。兼六園や後楽園には行きましたが、僕にとっては比にならないほどに感じます。

途中、疲れたので、
掬月亭でお茶を飲んで休んでいましたが、その時の写真。
公園の景色の向こうに建物が2つ森を突き抜けて建つ。上には看板、広告。
一つはマンション。一つは物販店。
マンションにいたっては、住民の反対運動を押し切り、「栗林公園を展望できる」なんてフレコミで販売を行っていたような…。

感じるのは、どちらに関しても、公園に恩恵を受けながら、何も恩返しを出来ていない。 
・・・という矛盾。

確かに、法には違反していませんが、何を成すべきかということを考えさせられる。
建築・建設が何時になっても文化の一端も担えず、社会的性悪論の中にあり、その上、逆にグチまで聞くことのある今の立位置は、結局、携わる人々が自ら招き続けた結果なんじゃないかと思わされる。

先日、広島の「鞆ノ浦」に出た判決。文化を越えた様々な議論はありますが、本来はもっと業界内部からも議論が起きなくてはいけない内容なのかもしれません。そういう、どこか無関心なのも同じこと。

現在、現実として外部の市民団体や住民に街づくりを教えていただきながら、結果、強制されるという手続きを通して、成長・成熟していくしかないということなのでしょうか。
…なにかを見落としている気がしてしまいます。    長田

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