プロフィール

一級建築事務所 長田慶太建築要素

一級建築事務所 長田慶太建築要素 ホームページへ
一級建築事務所 長田慶太建築要素 facebookページへ
一級建築事務所 長田慶太建築要素 Instagramページへ

先日、研修にて、愛媛県今治大三島に出来たばかりの「伊東豊雄建築ミュージアム」に行ってきた。

施設・建築事態は、思いのほか大きくはない、多面体「スチールハット」と
学会賞も受賞した曲面体、旧自邸(現存しない)の「シルバーハット」。
敷地に点在する大きな建築模型や建築の断片からなる・・・という感じでしょうか。
スチールハット内で図面が全て公開されています。


そして、現在
「スチールハット」にて開館記念として、「新たなる船出」と題された伊東氏本人の建築展が行われています。海色に塗られた多面体空間の全面が海色(群青色)に塗られ、そこに、伊東氏の代表作「仙台メディアテーク」以降の…進行中のも含め…作品模型が点々と配されています。


多面体空間も相まり、一見、海の中に居るようで・・・また、上空を浮いて・・・ぐるぐる自身が回転しているようで・・・不思議な空間が造られています。

そして、それらの模型たちの狭間にぽんっと置かれた・・・いくつもの活字。
様々な人が語った建築に関わる一言の連続。

今まで、こう考えてきた。
建築は、その本質とは別に、理念や思想、データ・・・いわゆる言葉や数字で語られることが過剰に多く。また、それが必然 であり、必要最低限とされているような職業のように感じ・・・少しそこの部分に嫌気がさしていた・・・か・・・逃げていたか・・・どこか、信用してないか。

自身が何かを抱えているからだろう・・・・・・・突き刺さってきます。
僕の置かれている今の状況・・・小ささすら、突きつけられたようでした。

幾つか・・・。・・・手ぶれで読めなかったら・・・勘弁。


建築の過程・意味・・・生み出されるものの本質を示した言葉。
空間と建築の本質としての「居場所」の定義する言葉。
LDKや主寝室なんて室名表記で示せるだけの住宅計画だけではない、余白を読み取る力を問われる言葉。
おそらく自然に対して敬愛を人の無力さで語った言葉。

全て、言葉だが・・・ルーツのあるものはこうも素直に伝わってくるものか。ということ。

そして・・・僕の向かおうとする先を言葉にしてくれてたような言葉。


自身から湧き出てくる言語で・・・いつか。

そしてこの先僕はこうして居られるか。

言葉だけで・・・伝わってくることがあるということは・・・またその逆も・・・あるということなのか。

長田

これ、
冷たい風出てます?エアコン空調の吹き出し。
なんだこれ。
公開されている図面・・・むさぼりに・・・行かなくては。

0 コメント::

コメントを投稿

前のページへホーム次のページへ

ページの先頭へ