当所の初期物件。10周年を期に手直しと拡張を行います。
そのお施主様と・・・平日、半分拉致気味に・・・京都に行きました。
目的は、増築部分に置く、家具と照明の購入。
目的のメインはここ。
施主の好みは「ワグナー」に代表されるビンテージ家具 。
300平米にいっぱいです。
あーだこーだ、意見しながら・・・5点ほど購入されました。
個人的には、日々見ない家具の分野でしたので、様々なデザインの深みが心地いい。
しかし、結果・・・時間の大半を消費し・・・記憶にも鮮明に残るのは・・・・飯。
昼。
三条、三嶋亭。 明治6年創業。すき焼き。
夜は一人1万5千円。昼なんで・・・でも、5千円。
仲居さん?的な人が焼いてくれます。
うまいのはもう伝えなくてもいいだろうが・・・・。
注目は作り方。
関西風でもなさそうです。
まず、砂糖だけで少し焼く。油は引かず・・・肉から出るもののみ。
そして、最後に醤油・みりんは少し、酒を混ぜた割下です。
基本の「さしすせそ」だそうですが・・・。
醤油なんかの風味を先に足すと・・・甘みが入って行かないどす~。・・・らしい。
そして夜、
先斗町・・・「鳥彌三」 とりやさ。創業、天明8年。
有形文化財。
坂本竜馬も食いまくった。??
一人・一万5千円の・・・水炊き。
とんこつかと思うほどの白濁出汁。ものすごい鳥の風味。
米のとぎ汁を入れてるやら・・・入れてないやら・・・。
鶉の卵をといただけで飲ませてくれたり・・・
部位別で炊いては出してくれたり・・・
野菜がまた力ある。
雑炊がえらいことに・・・。
一つの出汁の持つ・・・この幅。
一つの主軸が持つ・・・だからこその、このバリエーション。
素敵な時間をもらえました。
夜の先斗町。
湿度感、体との距離感が素敵です。
長田
一つの行為が・・・基礎の違いだけで・・・こうも変化を内包できる。
ということを再度見せて頂けたような感覚もある。が
ただ、逆説で
京都という街も、素敵ではあるが、・・・残念ながら日本。・・・アジア。
色や看板規制は、見受けられるが、
文化や歴史を積み重ねたモノの傍らには、合理的近代物が有ったり、
空襲も受けてないこの街が・・・
こんなにも歴史と別の論理で変化を受け入れた・・・と言うか・・・見落としたというか。
日本の「どこに行っても町並みが変わらない」独自性・・・。
同じことが今アジア全体でもおきている。アジア人の特性か。日本がそうさせたか・・・。
京都はそんな側面も見せてくれる。
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