長嶋造園様と共に、3本のトネリコを集めて、1本の株立ち風に植えこみました。
1階の正面に緑が入ると、また、もうひとつ、柔らかい印象になりました。
引っ越してきた植栽たちが、新しい土地に根付いて、新しい店舗を見守っていってもらえるとうれしいです。
くまもと
2022年5月21日土曜日
長嶋造園様と共に、3本のトネリコを集めて、1本の株立ち風に植えこみました。
1階の正面に緑が入ると、また、もうひとつ、柔らかい印象になりました。
引っ越してきた植栽たちが、新しい土地に根付いて、新しい店舗を見守っていってもらえるとうれしいです。
くまもと
2022年5月19日木曜日
2022年5月11日水曜日
「里山の中で・・・集落と共に」
香川県まんのう町。城山麓の扇状地にひろがる里山。空き家も多い集落の中にポツリと建っていた元看板工場をコーヒー焙煎所・チョコレートの製造販売所(Bean to Bar)…そして周辺農家で採れた野菜等の直販所、それらの食材を使ったお弁当の製造販売という複合機能を内包した工場への減築・改装プロジェクト。
インドネシアからフェアトレードで輸入されたコーヒー豆やカカオというこの集落にとってどこか異質なものと、近隣農家と訪れた人々を繋ぐ産地直販所…2つの大きく違うルーツを分け隔てることなく、自然と混ざり合った…おおらかな空間をめざした。やんわりと2つの全く異なるルーツが共存出来れば、それぞれの人々の目的は交錯し、相乗していくだけでなく、建物全体を架け橋として繋いでいる。
最初に敷地に訪れた際、増築改築を繰り返した工場は、どこか集落に対して異質で大きく、スケールアウトしているように感じた。そこで耐震強度が不足していた南棟の2階部分を減築しつつ、中間の1スパンを切り飛ばし、2棟に分け、集落の中に落とし込んだ。その2棟の中間部分に近隣にある地形を模したRC造のスロープを挿入。このスロープは、旧工場の鉄骨の柱と絡みながら横補強の力を負担し、耐震補強として機能しながら、再度2棟とそれぞれの2階部分を繋ぎ合わせている。スロープは、そのうち、近いうちに…自然の植生に飲み込まれ…背後の山と繋がって建物を飲み込んだように見せてくれるだろう。(Diagram参照)
長田慶太