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一級建築事務所 長田慶太建築要素

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商店建築1月号増刊「FACADE」特集に、「mild nap」と「汐さぎ!庵」が掲載されております。

先日、「高松城跡地」で行われていた「工芸祭」に行ってきました。
全国から、様々な工芸品・・・クラフト作家100名程度が集い、直接購入もできます。


●選考委員
永見眞一 桜製作所会長
中村好文 建築家
皆川 明 ミナ ペルホネン デザイナー
山口信博 グラフィックデザイナー
三谷龍二 木工デザイナー
石村由起子 くるみの木主宰
一田憲子 編集者ライター

選考委員のブースもあり。

 工芸・・・と一言ではくくれない・・・
伝統技術に裏打ちされた、新しい価値と出会えた。
そんないい機会であったと思います。

建築も多分根本は同じで、物々の価値の一端としての「Basic」を基本と読み替えるなら、不可欠なものとしての伝統性とも、読み替えることも出来る・ということなんだろう。

心地いい感覚になれました。

飛雲閣:展示:
生活工芸5つのかたちと題して
  安藤雅信  赤木明登 辻和美 内田鋼一 三谷龍二





自身の生活にゆっくり浸透してくれる品・・・なけなしの手持ちをはたき・・・何点か購入してしまいました。ちょい高w。




しかし、ここからは、会場だった「高松城跡地」から。

日本3大水城の一つ。唯一の海水を使ったお堀を持つ。

 ウィキペディアが非常に分かりやすくかいてくれてます。 
外濠・中濠・内濠の全てに海水が引き込まれ、城内に直接軍船が出入りできるようになっており、水軍の運用も視野に入れ設計されていた日本初の本格的な海城。
陸から見ると天守閣が海に浮いているように見えたという。

だそう・・・。
なのだが・・・現存しない高松城・・・明治に老朽化で高松城は取り壊された。
実は今は「玉藻公園」という名があるが・・・城「跡地」・・・とあえて書いたのには、
個人的な、ただ一つの理由がある。久しぶりに行くと・・・尚更・・・なのだが。

城がないからじゃなく、 質が揺らいでると・・・感じるから・・・。


高松城:
本来は、海に直接面し、波を受けていた。外からも中からも景色は壮大であっただろう。
お堀も現在の「水門」方式が主軸であっただろうが、お堀に波も押し寄せる、より力ある生態系を纏った海城。

今はと言うと、いちお、お堀は海水であるが・・・海水である・・に留まる。
今も確かにそこには、フグや鯛が泳いでたり、してますが、心無し元気もない。
そう、逆に閉じ込められている感覚。


そうなったのは、 今はさびれたフェリー乗り場(現在は廃業)を繋ぐため、高松城海側を埋め立てて道を通したことが原因。水城なんて気配すらない。現在は埋め立てによって分断された水門を「地下水路」を使い、かろうじて接点を保っている。

国道30号「水城通り」という・・・皮肉にも、これが水と城の力強い接点を奪いさった。
そう交通量もない一本の道・・・。

天守の老朽化による・・・保存でなく・・・解体。
経済と 歴史の間で揺れた時代の産物としての交通量の少ない国道。

辿った道を逆行する引き算、足し算は、多大な労力を要するだろう。

実は2年ほど前、その国道の再整備案のコンペが行われました。
当事務所も「水城の復権」と題し、案を出したわけでありますが・・・ 選外。
当選案は、今より海側に埋立地を広げ・・・桜の名所を作ろう・・・というものでした。
どういうことなのか・・・個人的には分かりませんが・・・ なにか動きがあることは確か。

 そして・・・
工芸祭の傍ら、こんな合成写真を見つけた。復元予定図。
現実に忠実らしいが、他に類をみない、なんかいいデザイン。


調べてみると・・・  http://www.tamamokoen.com/   復元プロジェクト
これは、ただ単純な非常にシンボリックな意味合いからですが・・・
是非がんばってほしい。素直にそう思った。

工芸祭自体が非常に楽しく、良いのもだったが故、こっちに目がいってしまった・・・。
うーん。

長田

生島町の現場の竣工写真の撮影をしました
既にご存知の方もいるでしょうが、、、
生島町の住宅は屋根に上ることができます
勾配のある屋根を上ると、テラスになっていて、子供たちの遊ぶ様子を撮っています
テラスからは瀬戸内海が一望できます
このあたりは街灯もないのできっと星が綺麗に見えるはず。
うらやましいです!
 



 そして、素敵すぎる暖炉のある暮らし。



エアコンもヒーターも付けずに、暖炉だけでぽかぽか暖かい。
お施主様の子供さん達が火がゆれるのを眺めてる光景は心温まるものがありました

そして…
なんと暖炉で焼いたピザをいただきました!!
本格的ピッツァです!
味もさることながら、焼き方もパリパリモチモチで美味しかったです
暖炉でピザを作るのは今回が初めてだそうなのですが、
そうは思えないクオリティーの高さでした
ごちそうさまでした!!
次は鳥の丸焼きだそうです(美味しそう…)


暖炉があると毎年冬が楽しみになりそうですね!
海が見える景色のいい場所、暖炉と広いリビングとテラスの心地よい空間、美味しい料理。
四季が楽しめるとても素敵な住宅です。

ウチノ

コンペの提出と新しい計画の現場調査を兼ねて再び小豆島を訪れる。
今回乗船する船は「パンダ」。
前回の「きりん」に比べてハリボテ感があり、少し残念・・・。
しかもパンダと香川県の関係性もほぼなし。(きりんは少し関係性があるらしい。)
すれ違う「きりん」を眺めながら他の動物でもよかったんじゃないかと軽く討論。
周りにはパンダ風の乗り物。
残念・・・。
 
打合せ及び現場調査を終え、帰り道で見かけた壮大な風景。
石切り場の風景は圧倒的。(仮面ライダーのオープニングに使われるような場所。)
感動・・・。
 石を積んだトラックも桁違いに大きい。

この後通りすがりに「池田の桟敷」(おそらく名所)を見るが、
石切り場の風景を見た後ではかすむ。
残念・・・。

最後に手延べそうめん館にて製造工程の見学。
着いた時には既に終了。
残念・・・。
写真から伝わる名物感がない。
おそらく作業服(演出)が問題。
残念・・・。

結局そうめんは食べられず、未練がましく帰路に着く。
残念・・・。
そうめんよりひしお丼が・・・。

アワタ
日経アーキ11月号より
先日、スペインで行われていたエコ住宅国際大会「ソーラーデカスロン2012」。
国別対抗で、実際にエコ住宅を建て、計画性、 エネルギー収支、快適性、社会性等をもって順位をつけ争う大会。第7回スペイン大会。
今回、日本は60以上の企業の協力を受け、参加。

結果は、
18カ国中15位。
出来上がらなかった住宅が2つある。そのことを考慮すれば・・・ほぼ最下位。
 ・・・という、少し衝撃的に受け取れる結果がかえってきた。
日経アーキの記事の主文も「日本のエコ住宅が負けた」「ガラパゴス化」である。
同じアジアの中国にも大きく敗北。


細かいことまでは、ここでは書けませんが、
環境性能、断熱、技術、機能性では、他の国々に引けをとらない・・・いやそれ以上の性能を持っているが・・・計画性、コミュニケーション性、社会性・革新性等で大きく離された。



ここからは個人的見解であるが、・・・
他国の案には・・・様々な個々の「人間」に対する問いかけがある。

●半外部のような空間を外周全体に巡らせ、中間領域をつくり、それを季節によって自身で開閉し、調整できる・・・太陽光結晶パネルを木立の葉っぱに見立てて、木漏れびを演出した「フランス案」


●パーゴラを調整して、日射を調整する「スペイン案」


●春や秋はテラスを室内の延長として積極的に使えるよう演出された「イタリア案」


・・・等々。


日本は、どうだったんだろう。
大きな庇を設け、縁側を設置、真空ガラスのはきだし窓で覆う。
屋根には一面に太陽光パネルを設置。・・・・
・・・壁天井には真空外断熱材、そして発電効率は・・・。


ここには様々な問いかけがあると感じている。

昨今の住宅に求められる快適性、社会性は、エコという論理の中でどうたちまわっているのだろうか?

日本においての現在のメーカー主導の住生活論。
機械や技術論も相まった様々な選択肢の中で、
それを個々が精査できない社会にはしないほうがいい。

機械からの脱却が方法論として存在しても、
機械や技術への依存度を高めようとする現在の強い方向性。

幸い、こういう職業についた自分はPCやCAD、そしてネットと同じで、
建築技術もツールである事を再認識しておきたい。

屋根が太陽光で発電して、電気を売る。
エアコンガンガン使えても、電気代安い。
高断熱だから冬だけど暖かいですね。が住宅性能として何処にいるべきか。
それも踏まえた上で、一年12ヶ月。冬は3ヶ月も 夏も3ヶ月。・・・も?なのだろうか。

自身も再考したい。

あくまで総論ですが、
日本古来の家は、冬の寒さを捨て、夏の快適性を得ようとした。
しかも冬でも、雪見障子に代表されるよう、外部と接点をそれでも強く持とうとした。

大切な技術論。ただそこに飲まれれると、どんなに文化や環境に寄り添おうと、根本的成り立ちの違う2者を踏襲することは出来ないと言うことになるのだろう。

参照:
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20121112/591030/

長田


先週から福山の住宅の模型制作が始まりました。
四国職業能力開発大学校の学生さんにお願いして、作ってもらっております。
今はまだ、部材の切り出し等の作業のため、その全貌が見えていませんが、作業が進むにつれて、明らかになってくるでしょう。
授業の後、丸亀の学校から通って来てもらっています。
結構な距離かと・・・。
そこは、若さで乗り切ってもらいつつ、また、模型の進捗状況もお伝えしていこうと思います。
くまもと

紅葉案内の前に・・・・
事務所内で話す時の・・・コース説明と共に。


 第一コーナー「ヘアピン」。
そこにある銀杏の木。
この木が自身にとっての 「紅葉 標本木」。


峰山という山に事務所があるおかげで、山全体が四季の移ろいを強烈に伝えてくれます。
紅葉も、ゆっくり始まっていく・・・のでは無く・・・ある日突然、その光景を変えます。
この銀杏の木が薄っすら黄色に色づく日・・・。
その日を境に、その後の道の光景が一変します。




・・・・・・・・・で、
第2コーナー「ヘアピン」を超え、
登りストレートと鈴鹿ばりの130Rの先、減速・・・

第三コーナー「シケイン」入口。



ここが個人的最も素敵。
色相バランスがいい。

そして第4・5.6・7コーナー。連続するシルバーストーンばり高速ダブルS字。
山に散りばめられた、赤が綺麗。




その2つ目のS字入口。


長田
当事務所に多く出入りされている人か、
近郊にお住まいの方ならご存知でしょうが・・・

事務所のある「峰山」紫雲山・・・の中腹に、黄金に光る閻魔像が立っています。
街をにらめ付けながら、何かを見守ってるよう・・・。


ずっと、内の子にも、「悪さしたら、あいつが追いかけてくるんだぞー」
なんていいながら・・・

先日、出来心で、怖がる子供を連れて、足元まで、見に行ってきました。

???


近くで見ると、なんで?。・・・

中年?
意外と目がつぶら?
お腹が!・・・
おおー、横のサブキャラなんだー。

「こわいよー」なんて言ってた
子供からも・・・・やっぱり拍子抜け感が伝わってくる。

ということで、

命名、えんまドン、これからも宜しくお願い致します。

長田

似た人知ってるぞ。



先日の寒川町の写真撮影後、お施主様のご好意により、寒川町の隠れた名店(?)で、ごはんをごちそうになりました。
お施主様、いつも撮影でお世話になっている福家スタジオさん、先日、リニューアルオープンした、ルーフワイドさん(お施主さんも髪を切りに行っているそうです)、当事務所の面々が揃うと、けっこうにぎやかな食事会になりました。
こちらのお店で、鳥を飼っているそうで、新鮮な鳥料理がいただけます。
まさに、鳥尽くしの品揃えでした。
その誘惑に負けて、代行覚悟で、ビールをいただいてしまいました。
このブログのカテゴリーを現場日誌に入れてしまいましたが、合ってるのかな?
くまもと
先日のお休み。

家でゴロゴロしていると、子供が「暇だ!」と、うるさいので、
下の子が誕生日プレゼントでもらった「色を自由に塗れる、恐竜キット」を持ち出した。


おおー。好きに塗れー。

と言いつつ、色々塗らせていたが・・・

段々、心がうずいたか・・・

仕上がりが気になってきて・・・

・・・最後は・・・取り上げ・・・・一人没頭。

1時間後・・・完成。



ガオー


コイツは強い。やめてくれー。


 長田

 子供ですら、あきれつつ・・・でも仕上がりには、少し満足そう・・・にみえた。??

余談)
こんなプラモ用技法、現場で生きる事がある・・・・「mild nap」 内装鉄骨途装仕上技法
 ・・・・墨入れ、ドライブラシ。・・・なんて。
 
小豆島で行われるコンペの現場調査に行ってきました。
私は 初めての小豆島ということもあり、前日からワクワクしてました。
1時間ほど船に揺られて小豆島に上陸。
現場は港から近く、海のそばで、海と山が見えるロケーションの良い敷地です。
敷地の良さに負けないような素敵な建築をこれから所員全員で考えていく予定です。
どんな建築が出来るか今から楽しみです。


 話は変わりますが、、、
お施主様に小豆島の見所を聞いたところ…
「最近、イサム・ノグチの滑り台が出来た」とのこと。
所員全員、きっと「野口 勲さん」という同姓同名の方だろう、と思って行ってみると…

 スパイラル スライド(滑り台)/プレイ スカルプチェア(リング)
プレイ キューブ

大の大人が滑り台で遊びました。
職業柄、色眼鏡(しかも度の強い)で見ているのは否定できないですが、
なんだか滑り心地すらも快適に感じた…よう…な…。笑

本当に先月(10月13日)に出来たばかりのようで、
イサム・ノグチの作品で日本の民間企業が購入したのは始めての例だとか。
 (イサム・ノグチは生前、小豆島に何度も訪れたそうです)
日常の中のアート遊具だなんてうらやましいです

 ちなみに私は子供のころ、この象の滑り台と全く同じもので遊んでいました…。

ウチノ
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