建築要素 [建築が構成・運営されていく中で関与する全ての事象]
それは、お施主様から始まり、法規制、土地・土、予算、施工会社、現場監督、一現場で100人にもなろう一人一人の職人、施された部材・仕上、そして、運用され利用する人たち、また、時間経過や外部環境をも含めた一つ一つの出会いや状況のすべてを総称したもの…。
それぞれが重要な構成要素であると同時に、設計とは逆にその一つでしかないという意。
設計という仕事は、複雑かつ多様な状況が存在します。故に、それらすべてに関与できるわけでもなく、そして、それらすべてのプロでもない。結局、要素の一つでしかないということです。
それら全ては自ずと、いい意味でも悪い意味でも、相互に関係しあいます。
もし、それらが自然に関係・連動することが出来ればそれらの全てがより活きていくのではないかという方法論。
そのために必要な方向性と架け橋。それを、緩やかでいい、ぼんやりとでもいい、提示できること。私のすべきことは、お施主様や現場に対しても、ただただ、そういうことなのではないかと考えています。
それが、この先、結果として、キリリとしたもの、私にしか出来ないもの・かたちになっていけばと考えています。
長田慶太
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