2011年1月31日月曜日
OPENに向けてようやく現場の方も目処がたってきた
…レインボー通り天満屋裏で進行中…
「パティスリーAraki」。
そこにあるガラスの表層。
所々、結露して曇ったり水滴がついていたり、晴れていたり表情が変化しています。
実はこれ、・・・(前述にて書かれてしまいましたが…)
植原建設・社長及び常務・そこに居合わせた電気屋・そして…僕。によるお手製。
一ヶ月近く、材料・工法を検討し、却下の連続を経て、施工に至りました。
結果が何故かこのメンバーによる現場施工となったわけでありますが。
材料は、あかせませんが・・・たまたま所員のおびかが買ってきた、樹脂が成功の素。
こんな面子で、こんなことして、何を表現しようとしたか…。
結露のメカニズムを通した…湿度と熱の関係の視覚化。?
結露は、温度における飽和水蒸気の関係でガラスを曇らせ…湿度が高いと多いときには水滴をつくる。…同時に同じ湿度の場合、温度が高いと結露を起こさない。湿度が高いと関係は早まる。
ここでは、結露を起こした表情の中に、オーブン前、人の前が「ぼー」と変化するという関係。
ケーキ生地やスポンジ…クリーム、それを作り出す水分と熱の微妙な関係、そして手のぬくもりの相互作用。冷やされた洋菓子の中にあるぬくもりの存在。
全体のしっとりした感覚、つくる手や人、焼くという作業の温かみ。
「曇り」をとおして、それらも同時に表層化できないかと考えてみました。
周りに多く存在するガラス。ここのガラスだけ結露を起こしているという、相対的な関係として街に浮かび上がる。
そして、
まもなく、洋菓子・焼き菓子を抽象にした家具たちが並びます。
ひびのエイジング処理された塗装・・・モールが途中で切り取られた家具たちです。
モールディングという手法 と ケーキのクリーム飾付 の両者のルーツは、本来同じものです。
それらを通し、ケーキを「切り取る」という行為をもを象徴させています。
そんな風に見てもらえると少し、仕掛けが楽しんでもらえるかな、なんて・・・。
2月4日OPEN。
長田
現場が重なり、大変だった最中…何ヶ月も冷蔵庫で放置されていた…
過去記事
鈴鹿の土産・栄養ドリンク「Suzuka・Vゴール」。
とっさに飲んじゃいました。
速くなったかならないか?変化無し。お腹は大丈夫。
2011年1月29日土曜日
2011年1月28日金曜日
先日、
もう竣工して、9年目にもなろうかという屋島にある美容院「roofwide」に看板工事に伺いました。roofwide:HP・BLOG
2Fの喫茶を…ネイルサロンに…ほとんどそのまま使うそうで。看板工事。
ネイルサロン「LittleLand」。
このロゴ…僕が即興でデザインしたもの。
気に入って頂き…採用の運びとなりました。少し戸惑いますが…。
僕の手書きの旗がなびいてます。
この建物。「ROOFWIDE」。
僕がまだ、20代半ばの頃、ほとんど実績もない僕に、設計…だけでなく、施工までも任させてくれた物件。
未だにこの建物を見ると、…よくもまあ、今思えば、実績も経験も無いのに
…施工することも分かっていて…
逆にこんな設計をしたなと思わされる。
…それと同時に、成しえようとした姿勢を思い出す。
現場も作業着を着て、居座り続けた。
職人と…納まり、工程、品質、そして理想…すべてを議論しながら、一つ一つ前に進んだ物件。
すべてが今も行き続けている。今を支えてくれている。
あの時と違い、今は経験が少し落ち着かせてくれる。
そんな風にも思えるほどの小さいけれど…大きな建築。
今後も皆様に愛されることを…。
長田
先週より、竣工を目指し、2物件…夜…深夜まで現場がズンヤリ。
でも、今週末で両方とも竣工となります。
●ns2 I邸
施主に最後のプレゼント・・・。
中庭にスリットから差し込む日差し。 それが、中庭全体に日時計になっております。
床に入れる時計の数字。ステンで作っても…?木で作るとな…?なんて考えておりましたが…。
選んだ…「クッキーの型抜き」。これを使って数字を型抜く。少しお茶目でいい感じ。
先日現場の片隅で…。こんな感じで製作中。でした。
それと。
ガラスの搬入…を終えましたが…その際。
この光景。
屋根から障子を下ろしガラスを挿入してます。
大板ガラスだからの … 大技です。必殺技。…に見えてきた。
●パティスリー ARAKI
最終工程の家具工事。
工場にてモールディングの配列を「あーだこーだ」と植原建設・常務と悩みます。
決定→制作。いよいよエイジング塗装開始です。
ロゴの小鳥ちゃん…。レーザー加工で仕上がって来ましたが
…色塗りはなぜか私の仕事。
せっせ、せっせ と塗装。タミヤの塗料で丁寧に…意外と細かく、難易度高。
取り付け終わりましたが…皆さんあまり近くで見ないで下さいって感じの出来栄え。
長田
でも、今週末で両方とも竣工となります。
●ns2 I邸
施主に最後のプレゼント・・・。
中庭にスリットから差し込む日差し。 それが、中庭全体に日時計になっております。
床に入れる時計の数字。ステンで作っても…?木で作るとな…?なんて考えておりましたが…。
選んだ…「クッキーの型抜き」。これを使って数字を型抜く。少しお茶目でいい感じ。
先日現場の片隅で…。こんな感じで製作中。でした。
それと。
ガラスの搬入…を終えましたが…その際。
この光景。
屋根から障子を下ろしガラスを挿入してます。
大板ガラスだからの … 大技です。必殺技。…に見えてきた。
●パティスリー ARAKI
最終工程の家具工事。
工場にてモールディングの配列を「あーだこーだ」と植原建設・常務と悩みます。
決定→制作。いよいよエイジング塗装開始です。
ロゴの小鳥ちゃん…。レーザー加工で仕上がって来ましたが
…色塗りはなぜか私の仕事。
せっせ、せっせ と塗装。タミヤの塗料で丁寧に…意外と細かく、難易度高。
取り付け終わりましたが…皆さんあまり近くで見ないで下さいって感じの出来栄え。
長田
2011年1月25日火曜日
2011年1月21日金曜日
新田町で進行中の現場「ns2」
先日、外壁周りの足場が取れ、外観がお目見えとなりました。シンプルでありながら、存在感抜群です。
2階に取り付けられた太陽光パネルとも、うまく調和しています。裏から見ると、こんな具合に。
現場に向かう時に、最初に目に飛び込んでくるのが、この部分。
周りは田んぼが多く、視界を遮るものが少ないので、遠くからでもよく目立ちます。内装工事も進んでおりクロスが張られ、家具が取り付けられ、すっかり住宅らしくなっています。
前回の現場日誌でもお伝えした手造り浴槽も完成までもう少し。現場は急ピッチで進行中です。
明日にはガラスが取り付けられる予定。
現場監督様、職人の皆様、引き続き宜しくお願いします。
先日、外壁周りの足場が取れ、外観がお目見えとなりました。シンプルでありながら、存在感抜群です。
2階に取り付けられた太陽光パネルとも、うまく調和しています。裏から見ると、こんな具合に。
現場に向かう時に、最初に目に飛び込んでくるのが、この部分。
周りは田んぼが多く、視界を遮るものが少ないので、遠くからでもよく目立ちます。内装工事も進んでおりクロスが張られ、家具が取り付けられ、すっかり住宅らしくなっています。
前回の現場日誌でもお伝えした手造り浴槽も完成までもう少し。現場は急ピッチで進行中です。
明日にはガラスが取り付けられる予定。
現場監督様、職人の皆様、引き続き宜しくお願いします。
濵垣
レインボー通りの天満屋裏付近で進行しているケーキ屋さん。
先日、事務所内で実験していたガラスの加工を、お施主様、施工会社社長様、現場監督様、設備屋社長様、と当事務所所員全員で行いました。
先日、事務所内で実験していたガラスの加工を、お施主様、施工会社社長様、現場監督様、設備屋社長様、と当事務所所員全員で行いました。
加工する前は部屋の真ん中にごく普通にガラスが入っていたのですが みなさんに協力していただいた結果、こんな感じに。
近づいて見ると、、、
本当にガラスが結露して水滴がついてるように見えます。
熱の出るオーブン周辺などには加工を施さず、厨房内が見えるようになっています。
ご協力くださった皆様、夜遅くまで本当にありがとうございました。
次の日、 最後の仕上げはお施主様のお子様にも協力していただきました。
2011年1月17日月曜日
2011年1月13日木曜日
昨年春から今冬にかけての長い期間の出来事です。 - よって仕事外長編
家犬「オノミチ」を中央公園を最終目標に散歩するのが日課ではあります。
あるとき、中央公園の岩陰に一匹の野犬がいるのを発見しました。
考えれば、今連れているこの「オノミチ」もこの犬と紙一重。野犬上がり。
可愛そうにも感じつつも、近づきかけたら…逃げる…臆病な奴です。
なぜかは良く分かりませんが…犬なのにオノミチはその犬の存在に一向に気付かない…。
という日々を一ヶ月程続けたある日。
林にオノミチが走って突っ込んで行き、そこでその犬とばったり鉢合わせ…。それを境に…その瞬間から、互いに魅かれたか、態度が急変。オノミチと僕の周りをぐるぐる回り続け、オノミチは8mある伸縮するリードをめいいっぱい使い、野犬と激しくじゃれあい続ける。
見るとメス犬です。
帰るに帰れなくなり一時間程遊ばせ、帰りだすと…ついては来ますが…中央公園からは出ず…悲しそうに「オノミチ」を見送る。
それ以降、中央公園に行くと、…それまでは、ひっそり隠れているのでしょう…ものすごい遠くから…ものすごいスピードでオノミチ目掛け走ってくる。二人はじゃれ合い…僕は15分程で帰路につく。そして、毎回悲しそうに「オノミチ」を見送る。そんな日々を繰り返す羽目に。
よく見ると、この犬…TV番組「建物探訪」の渡邊篤に似ている…という事で「わた子」と命名し、オノミチの夜這い相手となる。今思えば、「あつ子」で良かった気もするが…。
この出会いを機に…恐ろしさも相まり、オノミチ・避妊手術。蚤よけ薬塗布。
「わた子」は僕には、まるで興味を示さず…その上、少しでも距離が縮まると…逃げる。
さすがに家にも連れて帰れないし…寄っても来ないのでそもそも無理。
毎日会わすのもどうかと思い…散歩コースにバリエーションを増やし、「3日に一度の中央公園」に変更はしましたが、行く度、この調子。
これも、2ヶ月程、続けました、
が…夏も終わろうかという、ある日、「わた子」が行っても、出てこない。走ってこない。
こんな日もいつか来るだろうとは思っておりましたが、保健所にでも…。どうしようも無く…悲しく思いましたが。
ふと、オノミチを見ると、地面の匂いを嗅ぐのに一所懸命で、あまり気にしていなそうなので、「まあいっか」と思い、普通の散歩・日常に帰りました。
・・・・
それから2ヶ月程たって…続き。…
ある日、中央公園でいつもの様に散歩していると…遠くから、ものすごい勢いでやってくる影あり。
「わた子」です。
「オノミチ」も分かっているかどうかは不明だが、…一先ず大興奮状態。
二人は2ヶ月のブランクを感じさせない程の親密ぶり、「わた子」が覚えている事にも驚きます。…が…2ヶ月程、何をやってたのだろうという疑問。
少し太ったな。という印象、というより、お腹だけが太っている…という事で…。
妊娠しています。今にも出そうなぐらいな雰囲気。
単なる遊び相手だった「オノミチ」…。
だが、そんなことより、相当まずいな。なんて考えつつ、僕は呆然と二人がはしゃぐのをただ見ている複雑な状態。生まれた子犬を発見してしまったケースも想定し、家族にも相談。あーだこーだと悩みます。
だがしかし、その次の日以降、「わた子」を見たことは、ありません。
もう、4ヶ月になります。続きはなさそうなので今更ブログにした次第。
最後に、会えたのは何だったのか?
「避妊したオノミチ。結ばれない二人。他の人を選ばざるを得なかったわた子。最後に一目会いに来たか。なんて…」そんなことすら考えます。
おそらく、子供も生めぬまま、捕らわれたのかもしれません。
また、逆にオノミチに会いに来たから、捕らわれたのかもしれません。
もしかしたら、最後が分かっていたか?
思えば、
春の出会い~夏の別れ~冬の再会・永遠の別れ。なんてことなのでしょうが…。
辛がってたのは、結果、僕だけで、家族も当たり前に「何が?」て感じな上、「オノミチ」は、自分は野犬として紙一重なクセに、地面の匂いを嗅ぐのに一所懸命な日々。
捨てられた犬のある一つのケース。
長田
家犬「オノミチ」を中央公園を最終目標に散歩するのが日課ではあります。
あるとき、中央公園の岩陰に一匹の野犬がいるのを発見しました。
考えれば、今連れているこの「オノミチ」もこの犬と紙一重。野犬上がり。
可愛そうにも感じつつも、近づきかけたら…逃げる…臆病な奴です。
なぜかは良く分かりませんが…犬なのにオノミチはその犬の存在に一向に気付かない…。
という日々を一ヶ月程続けたある日。
林にオノミチが走って突っ込んで行き、そこでその犬とばったり鉢合わせ…。それを境に…その瞬間から、互いに魅かれたか、態度が急変。オノミチと僕の周りをぐるぐる回り続け、オノミチは8mある伸縮するリードをめいいっぱい使い、野犬と激しくじゃれあい続ける。
見るとメス犬です。
帰るに帰れなくなり一時間程遊ばせ、帰りだすと…ついては来ますが…中央公園からは出ず…悲しそうに「オノミチ」を見送る。
それ以降、中央公園に行くと、…それまでは、ひっそり隠れているのでしょう…ものすごい遠くから…ものすごいスピードでオノミチ目掛け走ってくる。二人はじゃれ合い…僕は15分程で帰路につく。そして、毎回悲しそうに「オノミチ」を見送る。そんな日々を繰り返す羽目に。
よく見ると、この犬…TV番組「建物探訪」の渡邊篤に似ている…という事で「わた子」と命名し、オノミチの夜這い相手となる。今思えば、「あつ子」で良かった気もするが…。
この出会いを機に…恐ろしさも相まり、オノミチ・避妊手術。蚤よけ薬塗布。
「わた子」は僕には、まるで興味を示さず…その上、少しでも距離が縮まると…逃げる。
さすがに家にも連れて帰れないし…寄っても来ないのでそもそも無理。
毎日会わすのもどうかと思い…散歩コースにバリエーションを増やし、「3日に一度の中央公園」に変更はしましたが、行く度、この調子。
これも、2ヶ月程、続けました、
が…夏も終わろうかという、ある日、「わた子」が行っても、出てこない。走ってこない。
こんな日もいつか来るだろうとは思っておりましたが、保健所にでも…。どうしようも無く…悲しく思いましたが。
ふと、オノミチを見ると、地面の匂いを嗅ぐのに一所懸命で、あまり気にしていなそうなので、「まあいっか」と思い、普通の散歩・日常に帰りました。
・・・・
それから2ヶ月程たって…続き。…
ある日、中央公園でいつもの様に散歩していると…遠くから、ものすごい勢いでやってくる影あり。
「わた子」です。
「オノミチ」も分かっているかどうかは不明だが、…一先ず大興奮状態。
二人は2ヶ月のブランクを感じさせない程の親密ぶり、「わた子」が覚えている事にも驚きます。…が…2ヶ月程、何をやってたのだろうという疑問。
少し太ったな。という印象、というより、お腹だけが太っている…という事で…。
妊娠しています。今にも出そうなぐらいな雰囲気。
単なる遊び相手だった「オノミチ」…。
だが、そんなことより、相当まずいな。なんて考えつつ、僕は呆然と二人がはしゃぐのをただ見ている複雑な状態。生まれた子犬を発見してしまったケースも想定し、家族にも相談。あーだこーだと悩みます。
だがしかし、その次の日以降、「わた子」を見たことは、ありません。
もう、4ヶ月になります。続きはなさそうなので今更ブログにした次第。
最後に、会えたのは何だったのか?
「避妊したオノミチ。結ばれない二人。他の人を選ばざるを得なかったわた子。最後に一目会いに来たか。なんて…」そんなことすら考えます。
おそらく、子供も生めぬまま、捕らわれたのかもしれません。
また、逆にオノミチに会いに来たから、捕らわれたのかもしれません。
もしかしたら、最後が分かっていたか?
思えば、
春の出会い~夏の別れ~冬の再会・永遠の別れ。なんてことなのでしょうが…。
辛がってたのは、結果、僕だけで、家族も当たり前に「何が?」て感じな上、「オノミチ」は、自分は野犬として紙一重なクセに、地面の匂いを嗅ぐのに一所懸命な日々。
捨てられた犬のある一つのケース。
長田
2011年1月11日火曜日
登録:
投稿 (Atom)